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爆走兄弟レッツ&ゴー!!MIX 第三十七巻
 <1998/05/01 10:09:11 〜 1998/05/01 16:21:05>


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三十六巻 三十八巻


05/01 10:09:11二郎丸「あんちゃん!こっちも負けてらんないだす!オラも手伝うだす!」
05/01 10:10:20リョウ「ダメだ二郎丸!忘れたのか、お前は審査員だぞ!そのお前に手伝って貰う訳にはいかない!」
05/01 10:11:04二郎丸「で、でもあんちゃん1人じゃ…(泣きそう)」
05/01 10:12:01「リョウ君、僕がアシストする!」
05/01 10:13:02リョウ「(物凄い速さで包丁を動かしつつ)済まない!恩に着る!」
05/01 10:13:48二郎丸「あ…有り難うだす…!」
05/01 10:15:11「でも僕も料理の経験は殆ど無いから、どこまで力になれるか…。」
05/01 10:16:54リョウ「その気持ちだけで充分だ…!その鍋の火加減に注意してくれ。余り強火になり過ぎないようにな。」
05/01 10:17:29「う、うん!分かった!」
05/01 10:19:03ひとし「あぁ…とうとうあの野郎にもアシスタントが付いちまった…これで1人なのはマリナだけ…俺が行って助けてやりてぇが…!」
05/01 10:24:45カイ「行って、助けて上げればいいじゃないですか。」
05/01 10:25:58ひとし「おわっ!な、何だアンタか…いきなり後ろから話しかけないでくれよ!心臓止まるかと思ったぜ!」
05/01 10:26:50カイ「あ…これは失礼しました…。」
05/01 10:27:59レイ「カイ、そんな奴に謝る必要なんてない。」
05/01 10:29:10ひとし「な…何を!ちょっとイイ男だからって、調子にのりやがって!」
05/01 10:30:21レイ「俺だって好きで美形に生まれた訳じゃない。それに調子にものっていない。」
05/01 10:31:08ひとし「言わせておけば…この野郎!」
05/01 10:32:38カイ「まぁまぁ2人とも喧嘩はその位にして…レイ、あなたの言い方も良くないですよ。僕らは彼を励ましに来たんでしょ。」
05/01 10:33:51ひとし「(呆気に取られた表情)へ…励ます?」
05/01 10:35:39レイ「お前、博士の娘の事が気に入ってるんだろう。その気持ちが本物なら、何故手伝ってやらない。遠くからイジイジと見ているだけじゃ、何の解決にもならないぞ。」
05/01 10:36:50ひとし「そ…そうは言ってもよ…マリナは俺の事なんて…。」
05/01 10:38:36カイ「確かに、レースの時の君は少々しつこ過ぎたけど…今なら、彼女も君の好意を素直に受け入れてくれるんじゃないですか。」
05/01 10:39:50ひとし「で、でも…(マリナの方をチラッと見る。1人で奮戦するその姿)」
05/01 10:41:31カイ「彼女は今、1人で戦っています。君の彼女を助けたいという気持ちが純粋なら、きっと分かって、君をパートナーにしてくれますよ。」
05/01 10:42:19ひとし「そ、そうかな…?」
05/01 10:44:27レイ「念のため言っておくが、その事が即、あいつとカップルになる事、ましてや結婚に結びつくなんて身の程知らずの勘違いはするなよ。あくまでこの料理対決のパートナー、という事実を忘れるな。」
05/01 10:45:32ひとし「わ、分かってるよ!ったく…一言多い野郎だな!」
05/01 10:46:52レイ「普通ならこんな事は言わないんだが…お前は余り、頭良くなさそうなんでな。好意から付け加えておいた。」
05/01 10:48:08ひとし「どこが好意だ!」
05/01 10:49:26カイ「レイもその位にして…さぁひとし君、早く行って上げた方が良いですよ。」
05/01 10:51:09ひとし「お…おう…ようし、こうなりゃ覚悟決めるぜ!ちょっくら行ってくる!(マリナの方へ向かって駆け出す)」
05/01 10:52:16レイ「世話の焼ける奴だ…全く。」
05/01 10:53:01カイ「レイ、あなたもいいところがありますね」
05/01 10:54:48レイ「笑うか?」
05/01 10:55:34カイ「いえ…ますますアナタが好きになりました…。」
05/01 10:57:41レイ「誤解されたらどうする…そう言う軽はずみな言葉づかいは慎んで貰おうか。」
05/01 10:58:42カイ「だって、本当の事ですから…勿論、変な気持ちじゃないですよ。」
05/01 10:59:41レイ「当然だろう。俺達は…。」
05/01 11:00:20カイ「俺達は…何ですか?」
05/01 11:01:39レイ「(口を開きかけて止める)…その先は、言わなくても分かるだろ…お前なら。」
05/01 11:02:17カイ「…そうですね。」
05/01 11:03:24ひとし「(息せき切って駆けてくる)マリナーっ!」
05/01 11:04:28マリナ「(一瞬、手を止め)…お前…何しに来たんだ?邪魔するつもりか?」
05/01 11:05:08ひとし「マリナ、俺にお前の助手をやらせてくれ!」
05/01 11:06:07マリナ「何を馬鹿な事を言ってる!?本当におかしくなったのか!」
05/01 11:07:36ひとし「他の3人には、みんな助手が付いてる…お前だけが1人ってのは、どう考えても不利だ!だから俺にお前のアシストをさせてくれ!」
05/01 11:08:47マリナ「断る!私は1人で充分戦える!それにお前なんて付いても足手まといになるだけだ!」
05/01 11:10:33ひとし「マリナ…俺は別にお前といちゃつきたくて、助手志願してる訳じゃない…確かに俺は料理の経験なんて全く無いが、少しでもお前を助けたい…それだけなんだ。言っとくが、マジだぜ…!」
05/01 11:11:37マリナ「お前…(ひとしの真剣な面持ちを見つめる。やや驚きまじり)」
05/01 11:12:38ひとし「(無言。ただその瞳は真剣そのもの。先程までのひとしではない)」
05/01 11:13:48マリナ「(再び手を動かし始めつつ)…そこに卵があるだろう…それをボウルに割っておいてくれ。」
05/01 11:14:22ひとし「え…。」
05/01 11:15:51マリナ「どうした!聞こえなかったのか!?助手をやってくれるんだろう!だったら早く作業にかかれ!」
05/01 11:16:44ひとし「お、おう!任せとけ!卵割るくらいなら、俺にも出来るぜ!」
05/01 11:17:49マリナ「お馬鹿!卵割りだけじゃない!もっと仕事は色々ある!取り敢えず卵割っといて、って言ってんのよ!」
05/01 11:18:26ひとし「り…了解!」
05/01 11:19:50マリナ「あたしは、他の3人より若干遅れ気味だ…ペース上げてくから、ちゃんと付いて来んのよ!」
05/01 11:20:36ひとし「お…おう!」
05/01 11:21:47「ありゃ!?あのひとしって奴が大神の娘の助手やってるぜ!どうなってんだ?」
05/01 11:25:44藤吉「これで全員に助手が付いた訳でげすな。」
05/01 11:27:09ミハエル「これで条件は皆五分五分だね…でも既に一品完成させてる豪樹くんがやっぱり一歩リードかな。」
05/01 11:29:57「そうでもないみたいだ。他の3人もかなり追い上げてきてる…うぅ、期待出来そう!」
05/01 11:30:51「烈兄貴は甘く焼いた玉子焼きさえありゃ満足なんだろ。」
05/01 11:32:35「う、うるさいな!豪!お前今回審査員の1人なんだから、ちゃんと厳正に審査するんだぞ!そこの所、ちゃんと分かってるんだろうな!?」
05/01 11:33:40「わ、分かってらい!えこひいきなんてしねぇよ!」
05/01 12:32:09二郎丸「あんちゃんの料理楽しみだすう〜。」
05/01 12:41:54「おまえもそれしか言わないよな、だすだす野郎が。」
05/01 12:45:11ひとし「マリナ、出来たぜ。」
05/01 12:58:42マリナ「よし、それじゃぁ次は・・・」
05/01 13:12:17ひとし「次は・・・?」
05/01 13:25:30マリナ「これをやって貰う!(デーン!と登場する鮟鱇)」
05/01 13:26:18ひとし「な、何だこれ!アンコウじゃねぇか!」
05/01 13:27:25マリナ「良く知ってるな…そう、次にお前にやって貰うのは、「鮟鱇の吊るし切り」だ!」
05/01 13:28:56ひとし「う、嘘だろぉ!?そんなの出来ねぇよ!」
05/01 13:29:43マリナ「お前、魚をさばいた事は?」
05/01 13:30:51ひとし「な、何回か母ちゃんにやらされた事あるけど…せいぜいアジとかサンマとか、そんなモンだぜ。」
05/01 13:31:49マリナ「それだけ出切れば充分だ。さあ!(ひとしの手に包丁を握らせる)」
05/01 13:32:46ひとし「ま、待ってくれよ!無理だよこんなの!出来る訳ねぇって!」
05/01 13:34:21マリナ「(ひとしの肩に手をおいて)信じてるからね!」
05/01 13:35:04ひとし「うおおおおおおお!やってやるぜ!」
05/01 13:36:31ミハエル「彼女、ひとし君をいいように使ってるような気がするんだけど・・・。」
05/01 13:37:57カルロ「気がする、んじゃなくて、本当にそうだぞ…。」
05/01 13:43:08カイ「レイ…僕達、いいことしたんですよ…ね。」
05/01 13:44:07レイ「まああいつがやる気になってるんだから…それでいいんだろう。」
05/01 13:45:28豪樹「おっ。マリコ、すげぇモン出してくるじゃねぇか。でもひとしにはちょっと荷が重いんじゃないか?」
05/01 13:47:45ブレット「(ヒュウッと口笛一鳴らし)こいつはまたエキサイティングな…しかし何てグロテスクな魚だ…。」
05/01 13:49:01リョウ「いくら食材費は三国財閥が出してるとは言え、鮟鱇を持ってくるとは…あの女あなどれん!」
05/01 13:50:03マリナ「ひとし!皆注目してるよ!しっかり頼んだからね!」
05/01 13:55:50ひとし「おうっ!まかしとけ!」
05/01 14:01:16ミナミ「大丈夫かしら、ひとしのやつ・・・。」
05/01 14:37:09ジュン「気持ちだけはかなりノッてるけど…相手があれ(鮟鱇)じゃあね…。」
05/01 14:42:27ひとし「(鮟鱇を吊るし終わり)よし!いくぜぇ…俺だってMAXキャラとして豪樹に負けちゃいられねぇ!」
05/01 14:43:18土屋博士「むっ!いよいよ始めるか…ひとし君!」
05/01 14:45:38ひとし「(二本の包丁を構えて目を閉じ)色即是空…空即是色…一殺多生…。」
05/01 14:46:48カルロ「な…なんだアイツ…妙な事ブツブツ言ってるぞ…。」
05/01 14:47:55ジム「奴の集中力が…高まっていくぜよ!」
05/01 14:48:33ミハエル「はっ…!こ、これは…!」
05/01 14:49:26カルロ「どうしたミハエル!何かあったのか!?」
05/01 14:50:32ミハエル「感じる…ひとし君の中に、何かとてつもないエネルギーが入り込んでいく…!」
05/01 14:52:58カルロ「は…?お…おい、今度は一体何だ…?まさか道○六三郎でも降臨して来る、なんて言うんじゃねぇだろうな。」
05/01 14:54:25ミハエル「いや、もっと凄いよ…カルロ。彼の中に料理の神様が降臨しつつある!」
05/01 14:55:01カルロ「どーしてお前そんな事が分かるんだ!」
05/01 14:56:56ひとし「(カッ!と見開かれる目。そこに尋常でない光が宿る)でやぁぁぁぁっ!」
05/01 14:59:23「げっ!?ち、ちゃんとさばいてる!?」
05/01 15:00:35カルロ「しかもあの野郎…包丁をまるで自分の手の延長みたいに自在に使いこなしてやがる…本当にあのひとしって野郎なのか!?」
05/01 15:01:26リョウ「うーん、あなどれん」
05/01 15:03:40ミハエル「マリナちゃんを想う一念が、奇跡を起こしたんだね、きっと。」
05/01 15:04:54マリナ「なんか恐いわ・・・」
05/01 15:07:52ひとし「(気合と共に、手際良く鮟鱇をさばく)どうりゃぁっ!ヌアァァッ!」
05/01 15:08:58カイ「レイ…やっぱり、余計な事しないほうが良かったんじゃ…。」
05/01 15:09:33レイ「お前の言う通りかも…な。」
05/01 15:10:29「あいつ…この後ちゃんと人間に戻れるのかな…?」
05/01 15:11:32ミハエル「うーん、多分それは大丈夫。神様は鮟鱇の吊るし切りにしか力を貸すつもりないみたいだから。」
05/01 15:12:29カルロ「…だからよ、お前何でそういう事が分かるんだ…?」
05/01 15:13:54ミハエル「カルロ君忘れてないかい? 僕は天才だよ」
05/01 15:15:46カルロ「(天才だとそんなことがわかるのか・・・・)」
05/01 15:45:29ひとし「うおおお俺は本当の天才だー!見よこの包丁さばき!」
05/01 15:59:06豪樹「くっそぉ、俺も負けてられねぇぜ!とぉりゃぁぁぁぁっ!」
05/01 16:03:59烈矢「あ、兄貴・・・それは一体・・・?」
05/01 16:12:15豪樹「そんなことより烈矢、お前はあっちのオーブンに火を入れろ。プラズマでもなんでもいいからさ。」
05/01 16:19:59「ちょ、ちょっと待ってよ!プラズマなんか使ったら・・・」
05/01 16:21:05烈矢「よし!まかせておけ!(Z−3を持ってオーブンに向かう)」

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GoGo烈兄貴!
目覚めよ烈矢!



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